山神への生贄として山に捨てられた魔族のエスカンディルは、
同じく魔族であり人間の世界と精霊の世界の境界を管理する山人(やまびと)のヨルゲンに拾われ、逞しい青年へと成長した。
しかし、人間から受けた虐待のトラウマは深く、15年経った今もその心の傷は癒えずにいる。
そんなエスカンディルを悩ませる問題がもう一つ。
それは、育ての親であるヨルゲンへの愛欲。
しかし、魔族としても山人(やまびと)としても未だ半人前以下の自分を、ヨルゲンは子供としか見ていない。
そんな苛立ちから反抗期のような態度しか取れずにいたエスカンディルは、
何とか状況を変えようと、先生と慕うユネメに自身の想いについて相談する。
救い救われた大人と子供。
疑似親子として始まった二人の関係が、エスカンディルの成長を経て永遠を誓う伴侶へと変わる。
「ヨルゲンとエスカンディル」シリーズ第2弾。
(分冊版・前編)
31ページ
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