王立魔術特捜課――通称RMs(ラムズ)。
彼らは魔術師による犯罪を取り締まる、魔女王直属の組織である。
その一員であるミアは、魔術の痕跡が視える「魔力視」の能力を持っていた。
いつも通り魔術犯罪を取り締まっていたある日、猟奇殺人事件の捜査依頼が舞い込んでくる。
心臓を抉られるという常軌を逸した状況から、魔術師の犯行であると踏んで動き出すRMs。
だが凄惨な現場でミアが視たものは、魔力痕ではない奇妙な「黒い靄」で…?
繰り返し見る夢、失った記憶、義手となった右手、禁忌とされる死霊魔術…。
仲間と共に数々の事件に触れるなかで、次第に明らかになっていくミアの過去。
そしてRMsはやがて、十年前の王子誘拐殺人事件のウラに潜む、巨大な影に巻き込まれていくのだった――
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