瞽女という盲目の旅芸人や視覚障害をテーマに描いた作品をまとめました。
私の父が瞽女研究家をしておりまして。
父の死後残された瞽女の資料を読み、瞽女の生き方に感銘を受け漫画にしたいという思いから描いています。
収められております短編のゴゼばあちゃんは、昔父に実際に瞽女さんのお宅に連れて行ってもらったときの経験から描いております。
瞽女は村人の関係は切っても切れないものだと思っています。
三味線演奏というエンターテイメントを村々に届け、時には村で虐げられている嫁さんの悩みを聞いたり、子供たちと遊んだり、
村では瞽女さが来たと慣れ親しまれていました。
現代は個人主義の時代ともいわれますが、一方で人々はSNSなどでつながりを求めたりしています。
こんな時代にあってかつての絆をもう一度伝えていきたいと思っております。
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