敵と味方の境界線が曖昧なゴッサムシティで、闇の騎士になろうとするブルース・ウェインの前途に、かつてないほどの困難が立ちはだかる。復讐に燃えるブルースは両親を殺した真犯人や、犯罪者を野放しにする汚職警官に罰を与えることを誓い、狂気に満ちた自警団活動に乗り出す。もはや誰も……アルフレッドですら彼を止めることはできない。ブルースの運命はいかに!? 本書は、『ニューヨーク・タイムズ』のベストセラー・リストにランクインした『スーパーマン:アースワン』の系譜に連なる第2弾として出版された作品です。パラレルワールドであるアースワンにおいて、作家陣が「闇の騎士」の新たな神話を創造した描き下ろし作品です。アメコミおける長い歴史や過去の設定や常識などは無用。アメコミ初心者にも気軽に読めるバットマン作品の一つです。
マスクを被ったバットマンの目が見えるというのは久しぶりのことである。だが、これは小さな変更点などでは決してない。バットマンの真の魅力は内面にあることを、ジョーンズとフランクはよく理解している。そして今、まったく新しく、かつ衝撃的な姿が明らかにされる。表面だけでなく内面も。
――ブラッド・メルツァー(作家/代表作『偽りの書』)
『スーパーマン:シークレット・オリジン』(未邦訳)で鋼鉄の男を再定義したジェフ・ジョーンズとゲーリー・フランクが、今度はブルース・ウェインに取り組み、才能ある作家の手にかかれば、バットマンの伝説も決してマンネリにはならないことを証明してくれた。アルフレッドは元英国海兵隊、ペンギンは実に不気味でサディスティックな悪人と化している。見事だ。
――デヴィッド・ゴイヤー(脚本家/『ダークナイト ライジング』『マン・オブ・スティール』)
バットマンに新しいアレンジを加えるなんて不可能だと思うかもしれない。しかし、ジョーンズとフランクがそうではないことを証明してくれた。独創的で、驚きと情感に満ちている。必読の1冊である。
――デイモン・リンデロフ(プロデューサー/代表作『LOST』)
●収録作品●
『BATMAN: EARTH ONE』
(c) & TM DC.
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