春麻白(はる ましろ)は母の自殺をきっかけに、叔父である成田泊(なりた とまり)と暮らしている。
その生活は成田から与えられる一方的で理不尽な暴力で成り立っていた。
一切外に出ることなく、学校にも行くことなく、狭いアパートの窓から空を眺め、成田に立ち上がれなくなるまで殴られる……。
麻白はそんな生活に疑問を抱くことなく、「おれが役立たずだから」と自分を責め、
「成田の役に立ちたい」と行動するが、虐待はよりエスカレートしていく……。
※この作品には性暴力・虐待・DVなどの表現や、精神に負荷のかかる描写が含まれます。ご自身と相談の上、お読みください。
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