知らない僕ら(分冊版)
カムロコレアキ
名前も知らない人と、セックスをした。 それはゆきずりの、一度きりの夜のはずだった。 なのに彼の残した熱が、俺の身体に甘い疼きを呼び起こす。 ――忘れられない。 思いもかけない場所で再会した彼は、医者だった。 クールな顔で、あの夜のことには一言も触れず、俺の手をとる彼。 ねえ、その熱に身体を震わせるのは…俺だけ? ※この作品は単行本版『知らない僕ら』に収録されています。重複購入にご注意ください。
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