異人の詩
伊万里すみ子
ある日京都に転勤をしてきた刑事の貴島(きじま)は、小料理屋の美しき女将・光江(みつえ)と出会う。その後、医師の夫・史郎(しろう)が急死して悲しみに暮れる光江は、夫が働いていた病院の医長と同僚医師・木崎(きざき)につけ狙われるが、不思議な現象によって助けられる。その現象は、不正を暴こうとしたため医長と木崎に殺された史郎が、亡霊になっても光江を守ろうと起こしたもので……(『死因』より)。 他に「偽り」「愛心」「夏の想い」の3編を収録。
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