虜囚
徳丸佳貴
没落した呉服屋の若旦那・彰彦は店への融資の条件として、友人の銀行頭取子息・井上に躰を与えていた。 若旦那に密かに想いを寄せる書生・粟田は、そんな若旦那と井上の情事を見てしまう。 粟田に行為をとがめられた彰彦は、「だったら俺を金で買ってみろ!」と言い放つ。 数年後、闇の世界に身を投じた粟田は、若旦那の躰を買うために戻ってくる。 かつての使用人に躰を開かされ、快楽を与えられる屈辱に彰彦は…。
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