毒親だけど、愛されたかった
鈴村五月
「どうしてそんなにイイ子でい続けるの?」「お母さんがかわいそうだから――…。」 夫に逃げられ、4人の娘を一人で育てることになった母。長女の五月は、そんな母を助けようと、幼いながら小さな妹達の世話をする。 ところが、最初は優しかった母が、生活の苦しさや母親というプレッシャーからか、だんだん毒母の片鱗を見せ始める。家族の生活を顧みず、男と遊び回り、五月を風俗で働かせようとするなど、やりたい放題。 母親のために、家族のために、健気に働き続ける五月だったが、ついに家を出る決心をする。
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