花紡ぐ、庇護ノ神
丹野いち子
魑魅魍魎の住まう「幽世」。 人間が住まう「現世」。 そして、地の底「虚世」……。 虚世とは現世から流れ出る「穢」の掃き溜め。 昔々、幽世の国に「御霊神樹」という神樹があり それは、虚世への入り口を護る役目を担っていた。 ある時、大病を患い、大量の穢が幽世に溢れてしまった。 庇護ノ神はそれを酷く嘆き 命を して虚世への入り口を塞いだのだが 穢は「鬼生種」として現世へ撒き散らされたのであった。 鬼生種を御霊神樹に戻すため とある漢方医の旅が始まる――。
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