【第1章】
5歳で藤井家の養子として迎えられた勇気は、
長らく子どもが授からなかった養母に溺愛され育てられてきた。
だがいつの頃か、養母に抱きしめられると淋しく悲しくなるようになっていた。
そして12歳の時、勇気は突然学校に行けなくなってしまう。
いい子でいなければママが悲しむ……でもつらい、怖い。
勇気の中で何かが変わり始めていた。
15歳で父親が誰かもわからない勇気を生み、そして自殺してしまった実母・春菜。
僕はお母さんのことを何も知らない。
勇気は自分の《真実》そして《生》を求めてさまようことになる。
そしてその1歩は、長い長い暗闇のトンネルの入り口に過ぎなかった。
岡本ゆり先生が描く愛と衝撃の大河ロマンの傑作、第1巻(全4巻)!
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