もう学校へなんかいかない

もう学校へなんかいかない

松苗あけみ

髪をピンクに染め、ろくに学校にも行かず自分の好きなように自由奔放に生きる岸辺野ばら。
そんな野ばらとは対照的に、マジメで成績優秀、規則も守って毎日学校に通う上荻佑子。
佑子は野ばらに対して、コンプレックスにも似た感情を抱いていた。
あたしのほうが《いい生徒》なのに、何でバラが似合わないの!? 

ある日、佑子は先生のお使いで、届け物をしに野ばらの家へ寄ることになる。
野ばらに会って話をしてみても、絶対友達になんかなれるわけないと思っていた佑子だったが、
気づけばなぜか親友みたいな関係になっていて…!? 
一見、まるで共通点のなさそうな女の子2人が、実は似たもの同士でやがて親友関係になっていく。

そんな、ちょっぴり奇妙で不思議なエピソードを描いた表題作の他、「ロミオとジュリエットの校則」、
「マサコ先生のお気に入り」の全3編を収録した短編集!!

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