「私を愛してくれるこの人には、大切な人がいる」
上司の東堂は、仕事はもちろん、接し方も紳士的でカッコ良い、正に理想の上司そのもの。
そんな東堂に憧れていた宮瀬香奈は、
ある日を堺に彼と男女の仲になるが、嬉しさと同時に別の感情に襲われていた。
それは、東堂の薬指に光るモノからの背徳感───。
「もう終わりにしよう」
何度も伝えようとしたけれど、彼に求められる事に喜び、夢中になってしまう…。
そんな関係が続いていたある日、
飲み会で知り合った年下の三坂から「二人で飲みに行きません?」と誘われる。
急な事に嬉しさと戸惑いを感じているその時、
東堂から「これから会えないか?」のメールが届く。
このまま三坂を選べば何かが変わるかもしれない、だけど……。
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