頭脳明晰で医学部を目指す桂木涼子は、毒キノコを採取し、ドクニンジンを栽培し、近所の猫や学校で飼われているニワトリで死の実証試験を行っていた。それは幼いころ、愛犬を安楽死で見送った時、獣医師から「死ぬことで楽になることだってある」と告げられたことが心に残っていたからだった。毎日家族のために、身を粉にして働く大好きな母親を楽にしてあげるため、積み上げてきた実証試験をもとに、涼子の母親を殺す『悪魔の実験』がはじまる――。毒で母親が弱っていく様をリアルに描き話題をよんだ、新堂冬樹の小説をコミカライズ!
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